母親の悩み!小学校への配慮はどこまですべき?


子供が新たに通う小学校では、
ベストなスタンスで関われるように、
就学時検診などで保護者からの情報を元にしながら、
学習場面での配慮についての検討が行なわれます。
「うちの子は大丈夫」と思っている保護者は良いでしょうが、
「新たな環境になかなか馴染むことができない」という子供をお持ちの場合、
どうしても小学校という環境での適応に、
大きな不安を抱えることが少なくありません。
ですから、小学校側に配慮して欲しい点をまとめて、
事前情報として伝えておくことが重要になるのです。
そのコツとしては、
「あれもこれも全てをお願いしないこと」にあります。
配慮して欲しいポイントは、
多くても3つくらいにまとめてお願いするのがベストです。
その方が、教員側も気をつけるべき点が明確になるので、
初対面であっても細やかな配慮ができるようになります。
たとえば、
生まれながらにして少し耳の聞こえが悪かったり、
中耳炎を何度も繰り返して聞こえにくさが残っている場合、
当然学校で配慮してもらった方が情報の漏れは少なくなりますよね。
でも、そんな時にどのようにしてアナウンスしておくかによって、
子供にもたらされる不利益が大きく改善されるのです。
学校側へお願いする配慮としては、
- いきなり話し始めるのではなく、一度注意を教員へ向ける。
- 行動の指示を出した時には、巡回しながら本人に理解の有無を確認する。
- イレギュラーな指示は、板書してメモを取らせるか家庭に電話連絡する。
など、このような配慮をお願いするだけでも、
学校生活での困り感が随分と軽減されるのです。
それでも改善できないということは多々あります。
そんな時には参観日のときにでも教員と話す時間を設けてもらったり、
個人懇談などで相談していくと良いのです。
円滑な学校生活を送るためには、
保護者側が率先して学校に歩み寄る必要があります。
気づいて当たり前というのではなく、
自分の子供のことをしっかりわかってもらえるような行動を、
保護者がしなければならないのです。
通常学級へ通うのであれば、
教員1人に対して、生徒は数十名が当たり前です。
その中でどれだけ子供に対してメリットとなる働きかけができるでしょう?
実際にはなかなか目が届かないということが多いのです。
ですから、最低限尊重して欲しい部分をお願いするのが、
保護者としての勤めとなるのでしょう。
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