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男性の育児参加を阻むのは“パタハラ”だった?!

2014/09/02 by | 妊娠・育児
男性の育児参加を阻むのは“パタハラ”だった?!
 

安倍内閣が今年4月に掲げた成長戦略。
なかでも注目すべきポイントは、「女性が輝く日本をつくる」ということについて、安部首相が「中核をなす」と明言したことです。

「女性が輝く日本」とは、管理ポストなど重要な役職への積極起用をはじめとする女性の社会進出だけを意味するものではありません。
女性が社会に出るには安心して働ける育児環境が整うことも必須として、待機児童ゼロなどの取り組みを進めるとしています。

ただ、子育ては女性一人でするものでなく、男性の協力もなくては成り立ちません。
政府もこの点を踏まえ、男性の育児休業取得率を2020年までに13%へ引き上げることを目標としています。

13%とは、どの程度の数字になるのでしょうか。
2010年の国勢調査では、日本全体の世帯数の4分の1にあたる1,292万世帯が子育て中という数字が出ています。

1,292万世帯の13%は、167万9600世帯。
子育て世帯の男性は働き盛りですから、これだけの人数が育児休業を取れる社会を実現するのは、並大抵ではないことがわかります。

加えて、同年の国勢調査では核家族率の全国平均が84.62%となっています。
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らす世帯がどんどんと減っていくなかで男性が子育てに参加できなければ、女性は社会に出ることはおろか、子育てを頑張ることさえ大変な努力が必要といえます。

■男性の育休取得、現状は…?

育児休業は、法律により子供が1歳になるまで取得できるものと決まっています。
また、1歳を迎える頃になっても保育所が見つからなかったり、育児休業の終了後に子供を見ることになっていた配偶者が、病気や怪我などの理由により子供の養育ができないといった特別な事情があれば、1歳半まで延長できます。

育児休業は男女の区別なく、親のどちらかが取得できることになっていますが、現実には、男性の取得はなかなか困難な状況です。

通常は1年間休業できるのに対し、男性が取得する育児休業の日数は80%余りが1ヶ月未満。
男性の育児参加に理解を示す企業であっても最長で半月ほどで、大半が有給休暇でまかなえる1週間程度の休暇で職場復帰しているケースが多いのです。

しかしたとえ数日であっても、育児休業として申請すれば取得率に換算されます。
そのため、育児休業の取得率が高いといっても、休業期間が十分な長さであるかは別の話ということです。

■マタハラより厄介な“パタハラ”とは?

人手の足りない職場で長期休暇をとることは、正当な理由があっても気が引けるものです。
女性の妊娠、出産においてもこれは例外でなく、休暇取得を嫌がる会社に嫌がらせを受け、退職せざるを得ない状況に仕向けられたりすることは、珍しいケースではありません。

これを「マタニティ・ハラスメント」、略して「マタハラ」といいますが、男性の育児参加についても理解のない企業はいまだに多く、休暇の申請を認められなかった、職場での評価を不当に下げられたといった例が少なからずあるようです。
こうしたものを、「パタニティ・ハラスメント」、略して「パタハラ」といいます。
初めて耳にする方も多いかもしれませんが、「パタニティ」とは父性のことです。

育児休業を取得する人の仕事を代われる人材がおらず、休みたくても休めない場合もあるようですが、現在会社の重鎮となっている世代といえば「家庭は妻が守るもの」という風潮だったでしょうから、なおさら上司の理解も得にくいのかもしれませんね。

■育児休業給付金引き上げの成果に期待

男性の育児休業取得率が低いのには、先述したような職場の問題もあるのと同時に、経済的な問題が理由になっていることもあります。
政府はこの点にも着目し、今年4月から育児休業給付金の引き上げを実施しました。

従来の制度では休業中の全期間を通して50%だった給付金を、取得から180日間は3分の2にあたる67%を受給できるようになりました。
母親が先に育児休業を取得し、後から父親が取得する場合は、それぞれの開始日から180日間は67%、それ以降は50%の支給となります。

こうすることで夫婦が交代で育児休業を取得しても収入の目減りがなくなり、取得率の上昇とあわせ、少子化問題の解消も見込んでいます。

制度改正からまだ数ヶ月ですから効果のほどは見えていませんが、うまく制度を利用して子育てができる夫婦が増えれば、本当の意味での“イクメン”が増えるのではないでしょうか。

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